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フリーランスエンジニアの1日の過ごし方【理想と現実のルーティン】

「フリーランスエンジニアって、自由なイメージがあるけど実際はどんな毎日を送っているんだろう?」 「会社員と比べて、働き方や時間の使い方はどう違うの?」 「在宅ワークで生産性を上げるための具体的な工夫が知りたい」

こんな疑問をお持ちではないでしょうか。

フリーランスエンジニアという働き方は、時間や場所に縛られない自由さが魅力ですが、その裏側には徹底した自己管理が求められます。 会社員のように決められた業務時間やルールがない分、自分で自分の働き方をデザインし、律していく必要があるのです。

この記事では、現役フリーランスエンジニアである筆者が、実体験に基づいた「1日の過ごし方」を赤裸々に公開します。 もちろん、ここで紹介するのはあくまで“理想形”。 実際には寝坊したり、ついSNSを眺めてしまったり、計画通りに進まない日も多々あります。 そんなリアルな実態も含めて、朝のルーティンから仕事の進め方、休憩の取り方、そして終業後の過ごし方まで、具体的なタイムスケジュールと共にご紹介します。

本記事を読めば、フリーランスエンジニアのリアルな生態が分かり、あなた自身が理想の1日をデザインするためのヒントが得られるはずです。 自由と自己管理のバランスを取りながら、充実した毎日を送るための第一歩を、ここから踏み出してみましょう。

フリーランスエンジニアの1日の全体像

フリーランスエンジニアの1日は、会社員のそれとは大きく異なります。 最大の違いは、通勤時間がなく、時間の裁量が完全に自分にあることです。 いつ、どこで、どのように働くかをすべて自分で決められる自由は、この働き方の醍醐味と言えるでしょう。

しかし、この自由は両刃の剣でもあります。 明確な始業・終業時刻がないため、ついダらダらと仕事をしてしまったり、逆に働きすぎてしまったりすることも。 だからこそ、自由と引き換えに、高いレベルの自己管理能力が不可欠になります。

私の場合、1日のスケジュールを大きく以下のブロックに分けて考えていますが、これはあくまで努力目標です。

  • 朝(7:00〜9:00): 最高のスタートを切りたい準備時間

  • 午前(9:00〜12:00): 会議やコミュニケーションが中心の時間

  • 昼休憩(12:00〜13:00): 心と体をリセットしたい時間

  • 午後(13:00〜18:00): 集中して実務に取り組みたい時間

  • 夜(18:00以降): 仕事を終え、プライベートに切り替えたい時間

このタイムスケジュール通りに動ける日は、週の半分あれば良い方かもしれません。 大切なのは、自分なりの「型」を持ちつつも、計画通りにいかない自分を許し、柔軟に調整していくことです。 それでは、各時間帯の理想と、そうもいかない現実を詳しく見ていきましょう。

朝のルーティンで生産性を高める方法(理想と現実)

一日のパフォーマンスは、朝の過ごし方で決まる…と信じたいところです。 私は、始業前の時間を「自分を整える」ためのゴールデンタイムと位置づけ、いくつかの習慣を実践しようと心がけています。

ジムでのトレーニング or 自宅での踏み台昇降

理想は毎朝ですが、実際は週に3〜4回、気合を入れてジムに向かいます。 主なメニューはランニングマシンでの30分程度の有酸素運動。 頭を空っぽにして汗を流すことで、強制的に脳を覚醒させます。

もちろん、どうしても気分が乗らない日や、天気が悪くてジムに行くことすら億劫な日もあります。 そんな時は無理せず、家で動画を見ながら30分ほど踏み台昇降をします。 「やらないよりはマシ」くらいの気持ちで、とにかく体を動かす習慣を途切れさせないことが重要だと自分に言い聞かせています。

30分かける植物の世話で心を整える

これは私の趣味と実益を兼ねた、大切な時間です。 部屋には大小さまざまな観葉植物があり、一つひとつに水をやり、葉を拭き、成長をチェックしていると、あっという間に30分ほど経ってしまいます。 一見、非効率に思えるかもしれませんが、この無心で土や緑と向き合う時間が、デジタル漬けの頭をリセットし、心を穏やかにしてくれるのです。 朝のこの時間があるからこそ、その後の仕事に集中できる、私にとっては欠かせない儀式です。

洗濯など家事を午前に済ませるメリット

在宅ワークの大きなメリットの一つが、仕事の合間に家事を進められることです。 特に洗濯は、朝のうちに洗濯機を回しておけば、昼休憩や仕事の合間に干すことができ、非常に効率的。 「仕事が終わった後に山積みの家事が…」という状況を避けられるため、精神的な負担も軽くなります。 …と言いつつ、面倒でつい夕方まで放置してしまう日も少なくありません。

午前中の仕事スタイル|フリーランスは会議対応が中心

9時頃、コーヒーを片手にデスクに向かい、いよいよ業務開始です。 私の午前中の仕事は、クライアントとのコミュニケーションが中心になることが多いです。

業務委託先の会社とのオンライン会議

多くのフリーランスエンジニアは、特定の企業と業務委託契約を結び、チームの一員としてプロジェクトに参加します。 そのため、朝会や定例ミーティングなど、クライアント企業の社員と同じようにオンライン会議へ参加することが日常です。

会社員時代と違うのは、会議の取捨選択がある程度可能であること。 「この会議は自分が出なくても問題ないな」と判断すれば、事前にその旨を伝えて欠席し、自分の作業時間を確保することもあります。 もちろん、これはクライアントとの信頼関係があってこそ成り立つものです。

効率的な会議参加の工夫

会議は時間を拘束されるため、できるだけ効率的に参加したいもの。 私は以下の点を常に意識しています。

  • 事前準備を徹底する: アジェンダに目を通し、自分が話すべきこと、確認すべきことを事前にまとめておく。これにより、会議中の発言がスムーズになり、時間の短縮に繋がります。

  • 議事録を積極的に取る: 会議の内容をリアルタイムでドキュメントにまとめることで、自分の理解が深まるだけでなく、後から参加できなかったメンバーにも情報を共有できます。これはクライアントからの信頼獲得にも繋がる重要なアクションです。

会議疲れを防ぐ休憩法

オンライン会議が続くと、どっと疲れが押し寄せることがあります。 いわゆる「Zoom疲れ」です。 これを防ぐため、会議と会議の間には必ず5〜10分の休憩を入れるようにしています。 その短い時間で、席を立ってストレッチをしたり、窓の外を眺めたり、意味もなく冷蔵庫を開けたりする。 少しでもPCの画面から離れることが、次の会議にフレッシュな気持ちで臨むための秘訣です。

昼休憩の過ごし方で午後のパフォーマンスを上げる

12時から13時は、しっかりと昼休憩を取ります。 フリーランスはつい仕事のキリが悪くて休憩を後回しにしがちですが、午後のパフォーマンスを維持するためには、この1時間の使い方が非常に重要です。

自炊や外食の工夫

基本的には自炊を心がけていますが、面倒な日は出前の誘惑に負けることも多々あります。 栄養バランスを考えた食事は、体調管理の基本ですが、たまにはジャンクフードでストレスを発散するのも、人間らしくて良いと割り切っています。

もちろん、気分転換を兼ねて外食することもあります。 近所のお気に入りの定食屋に行ったり、新しいカフェを開拓したり。 「今日はあそこのランチを食べよう」と考えるだけで、午前中の仕事のモチベーションにもなります。

散歩やストレッチで気分を切り替える

昼食後は、眠気覚ましと気分転換のために、15分程度の散歩に出かけることが多いです。 太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、午後の活動に向けて心身がシャキッとします。 雨の日など外に出られない日は、部屋でストレッチや軽い筋トレをするだけでも効果的です。 じっと座りっぱなしになりがちなエンジニアにとって、意識的に体を動かす習慣は、腰痛や肩こりの予防にも欠かせません。

午後の仕事スタイル|実務に集中する時間

昼休憩でリフレッシュした後は、1日のうちで最も集中力が高まる「ディープワーク」の時間…にしたいところです。 コーディングや設計、ドキュメント作成など、まとまった時間と高い集中力を要するタスクは、この午後の時間帯に割り当てるのが理想です。

コーディングや設計などの深い作業

午後は、Slackやメールなどの通知を一時的にオフにして、目の前のタスクに没頭します。 …というのが理想ですが、つい気になって通知を見てしまい、集中が途切れることもしばしば。 フリーランスは成果物で評価されるため、この集中時間をいかに確保し、活用するかが生命線となります。

もちろん、毎日こんなに集中できるわけではありません。 どうしてもやる気が出ず、意味もなくブラウザのタブを開いたり閉じたり…なんて日も正直あります。 そんな時は、思い切って作業場所を変えたり、短い散歩に出かけたりして、強制的に気分を切り替えるようにしています。

集中を保つための工夫

長時間の集中を維持するためには、いくつかのテクニックが役立ちます。

  • 作業環境: 快適な椅子や、作業効率を上げるデュアルモニターへの投資は必須です。

  • タイムマネジメント: 「ポモドーロ・テクニック」(25分作業+5分休憩)は非常に有効ですが、タイマーをセットするのが面倒で、結局やらない日もあります。それでも、時間を区切る意識を持つだけでも違うと信じています。

夜の働き方と終業ルーティン|区切りの良いところで終える

フリーランスの働き方で最も難しいのが「仕事の終え方」かもしれません。 明確な終業時間がないため、自分で意識的に区切りをつけないと、いつまでも仕事を続けてしまいます。

キリの良いところで仕事を終える重要性

理想は18時ですが、開発に熱中して気づけば20時、なんてこともしょっちゅうです。 特に、解決できそうなバグを目の前にすると、「あと少しだけ…」という誘惑に勝てないのがエンジニアの性かもしれません。 質の高い仕事を継続するためには、適切に休む勇気も必要だと頭では分かっているのですが、これがなかなか難しい。 ただし、これを毎日続けると確実に疲弊するので、意識的に「今日はここまで」とPCを閉じる勇気が大切です。

夜のリラックスタイムとの切り替え

仕事を終えたら、意識的にプライベートモードに切り替えます。 私の場合、以下のような「終業の儀式」を持っています。

  • PCをシャットダウンする(スリープで済ます日もある)

  • 仕事で使ったものを片付ける

  • 夕食の準備を始める

こうした簡単な行動が、「仕事は終わり」という合図になり、心身をリラックスさせてくれます。 夜は趣味の時間を楽しんだり、家族と過ごしたり、自己学習に励んだり。 このオフの時間の充実が、翌日の仕事へのエネルギー源となるのです。

在宅フリーランスならではの工夫と注意点

最後に、在宅で働くフリーランスならではの、生活を豊かにするための工夫と、気をつけるべき点について触れておきます。

場所を変えて作業するリフレッシュ効果

ずっと同じ家で作業していると、どうしても気分が滅入ってくることがあります。 そんな時は、思い切って場所を変えてみるのがおすすめです。 近所のカフェやコワーキングスペースに行くだけで、新鮮な気持ちで仕事に取り組めます。 環境を変えることは、新たなアイデアを生むきっかけにもなります。 こうした「職住分離」の工夫も、在宅ワークを長く続ける上では重要です。

自由を活かすためのルール作り

ここまで様々な工夫を紹介してきましたが、根底にあるのは「自分を律するためのルール作り」と、それを守れなくても自分を責めないことです。 自由な働き方を本当に活かすためには、自分だけのルールを作り、それを守ろうと努力することが不可欠です。

  • 始業・終業時間を(なるべく)決める

  • 休憩時間を(意識的に)取る

  • 仕事をする場所とリラックスする場所を分ける

こうした小さなルールの積み重ねが、あなたのフリーランスとしてのキャリアを、より豊かで持続可能なものにしてくれるはずです。

まとめ|フリーランスの1日は自分でデザインする

この記事では、フリーランスエンジニアのリアルな1日の過ごし方について、私の実体験の理想と現実を交えながら詳しく解説しました。

会社員時代とは異なり、フリーランスの1日は、良くも悪くもすべて自分次第です。 朝の過ごし方、仕事の進め方、休憩の取り方、そして仕事の終え方。 一つひとつの選択が、その日の生産性や満足度を大きく左右します。

重要なのは、自分なりの「型」や「習慣」という理想を持ちつつも、計画通りにいかない現実を受け入れ、柔軟に自分をマネジメントしていくことです。 自由な働き方を最大限に活かし、公私ともに充実した毎日を送るためには、完璧を目指さない自己管理と、適度な息抜きが欠かせません。

この記事を読んで、フリーランスの働き方に興味を持ったあなたへ。 ぜひ一度、「自分ならどんな1日をデザインしたいか?」を考えてみてください。 理想の1日を思い描くことが、未来の働き方を実現するための、最初の、そして最も重要な一歩となるでしょう。

  • この記事を書いた人

ふくまる

機械設計業をしていたが25歳でエンジニアになると決意して行動開始→ 26歳でエンジニアに転職→ 28歳でフリーランスエンジニアに→ 現在、34歳でフリーランス7年目 Go案件を受注中 Go,GCPが得意分野

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